ダークパターンとは?あなたの情報、守られてる?(ダークパターン、UI/UX、消費者保護?)Webデザインの罠:ダークパターンの実態と対策
巧妙なUI/UXデザインで消費者を欺く「ダークパターン」が日本でも大問題に! 在庫僅少表示や解約困難など、巧妙な手口に潜む危険性とは? 1兆円超の被害額も試算され、政府や企業も対策に動き出す。 心理学を悪用した手口から身を守るには? 消費者庁の実態調査や、企業が取るべき対策、そして私たちができる自衛策を解説します。
💡 ダークパターンは、ユーザーを意図的に欺くUI/UXデザインのことです。
💡 ダークパターンには、様々な種類があり、ユーザーの行動を誘導します。
💡 日本でも、ダークパターン対策の動きが活発化しています。
第1章では、ダークパターンの定義と問題点について解説していきます。
消費者を欺くUI/UXデザインの現状と、その手口について見ていきましょう。
ダークパターンとは?その定義と問題点
ダークパターンって何?消費者騙すUI/UXデザイン?
消費者を欺く、オンライン上のUI/UXデザイン。
ダークパターンとは、ユーザーを騙すように設計されたUI/UXデザインのことです。
ハリー・ブリヌル氏の著書を参考に、定義、分類、現状について解説します。
✅ ダークパターンに関する専門家、ハリー・ブリヌル氏の著書を基に、ダークパターンの定義、分類、現状、そして撲滅に向けた動きが解説されています。
✅ ダークパターンは、ウェブサイトやアプリでユーザーを欺き、意図しない行動をさせるトリックであり、認知特性の弱みに付け込む手口が紹介されています。
✅ 本書では、ダークパターンの分類として、Arunesh Mathur氏の分類法が紹介されており、ECサイト向けではあるものの、あらゆるUXに適用できる柔軟性を持っています。
さらに読む ⇒Accessible & Usable出典/画像元: https://accessible-usable.net/2024/08/entry_240827.htmlダークパターンは巧妙な手口でユーザーを誘導し、不利益な選択をさせていますね。
ウェブサイトやアプリを利用する際は、注意が必要です。
近年、オンライン上の「ダークパターン」と呼ばれる、消費者を欺くUI/UXデザインが問題視されており、日本でもその対策が急務となっています。
ダークパターンは、消費者に不利な選択をさせるように設計されており、ECサイトなどでユーザーを欺くために意図的に設計された手法を指します。
具体的には、在庫わずかの表示や解約を困難にするなど、様々な種類が存在し、ひっかけ質問、意図しない商品やサービスの自動追加、解約手続きの難解化といった手口があります。
このような手法は、ユーザーのプライバシーを侵害し、判断力を鈍らせ、ユーザーの心理を巧みに利用し、無意識のうちに不利な行動を誘発するように設計されています。
なるほど、ダークパターンって、まさに゛気づかせない詐欺゛みたいなものですね。ユーザーの認知の弱みに付け込むなんて、巧妙というか、ずるい。
海外における規制の動向
ダークパターン規制、どこが厳しい?欧米の規制のポイントは?
消費者保護とプライバシー保護です。
海外では、ダークパターンに対する規制が強化されています。
欧米の規制動向と、日本への影響について見ていきましょう。
公開日:2025/02/14
✅ 消費者を欺くWebデザイン「ダークパターン」の問題が深刻化しており、消費者が正しい判断をできるように、企業の誠実な対応を促す認定制度が2025年から開始される。
✅ ダークパターンは、強制、インターフェース干渉、執拗な繰り返し、妨害、こっそり、社会的証明、緊急性の7種類に分類され、年間1兆円以上の被害が発生していると推定されている。
✅ 企業がダークパターンを使ってしまう主な理由として、短期的な利益追求、倫理観の欠如、競合他社の追随などが挙げられ、消費者の89.4%がダークパターンを使う企業からの購入に抵抗を感じている。
さらに読む ⇒Web担当者Forum出典/画像元: https://webtan.impress.co.jp/e/2025/02/14/48464世界中でダークパターンに対する規制が強まっていますね。
日本も早急に対応する必要があります。
ダークパターンの問題は、世界中で注目されており、様々な規制が実施されています。
欧米では、EUの「デジタルサービス法」、GDPR、英国のICOとCMAによるガイドライン、アメリカのFTC法や州法など、消費者保護やプライバシー保護の観点から、ダークパターン規制が強化されています。
これらの規制は、誤解を招くデザイン、強制的な行動、隠された情報、行動を困難にするデザインなど、様々なUI/UXを対象としています。
ダークパターンって、ほんとムカつく!海外みたいに、もっと厳しく取り締まってほしい!あやしいサイトは、即、通報案件でしょ。
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巧妙な罠「ダークパターン」にご用心! 日本でも対策が加速中。法律違反のリスクや心理テクニックを解説。消費者は自衛を、企業は信頼獲得のための対策を。