ミライアカリ引退、VTuber四天王の葛藤と未来への期待？ミライアカリ引退、企業勢VTuberの光と影。

それでは、ミライアカリさんのVTuberとしての活動と、引退に至るまでの経緯を詳しく見ていきましょう。

黎明期の終焉と、輝き続けた光

ミライアカリの引退は、VTuber黎明期を支えた彼女にとって、大きな転換点となりました。

その背景には何があったのでしょうか？。

初期からのファンとしては寂しい気持ちもありますが、VTuberの成長と共に変化していく姿を見ていたので、ある程度覚悟はしていました。

2017年、バーチャルYouTuber（VTuber）という新しいエンターテイメントの波が到来し、ミライアカリはキズナアイらと共にその黎明期を牽引しました。

彼女は「バーチャルYouTuber四天王」の一人として、多くのファンを魅了しましたが、2023年3月31日、その輝かしい活動に終止符を打つことを発表しました。

ミライアカリは、初期には雑談やゲーム実況など、視聴者との距離が近い活動をしていましたが、徐々にオリジナル曲の配信など、より大人向けの内容へとシフトしていきました。

この変化は、彼女の表現の幅を広げましたが、同時に、ある種の制約ともなっていくことになります。

ミライアカリさんの引退は、バーチャルYouTuber黎明期の終わりを象徴する出来事ですね。これからのVTuber業界の動向も気になります。

企業勢としての葛藤と、自由への渇望

企業勢として活動するVTuberの抱える問題点が浮き彫りになっていますね。

運営と本人の間で、どれだけの溝があったのでしょうか？。

個性を抑えられ、自由な表現が制限された状況は、見ていて辛いですね。

彼女の「辞めたくない」という言葉が胸に刺さります。

ミライアカリの引退の背景には、企業勢としての活動ならではの制約が大きく影響していました。

所属事務所のENTUM解散後、バンダイナムコ（バンナム）の子会社GOOMSTUDIOに移籍し、3Dモデルを変更して活動を続けましたが、移籍後の活動は彼女にとって大きな苦しみとなりました。

バンナムは、VTuberをタレントコンテンツではなくキャラクターコンテンツとして捉え、ミライアカリの個性を前面に出すのではなく、あくまで「そこにいる」キャラクターとしての存在感を求めていました。

彼女の意見は採用されず、クリエイティブな活動は制限され、5周年記念アルバムのリリースも却下されるなど、自由を求めるミライアカリと、運営との間に埋められない溝が生まれていきました。

引退配信では、彼女は「本当は辞めたくない」と本音を漏らし、その言葉は、自由な活動を制限されていた状況を強く暗示しています。

企業側のVTuberに対する考え方と、クリエイター側の表現したいことのギャップが、引退の大きな原因だったんですね。企業の方針も重要ですが、VTuberの個性を尊重することも大切だと思います。